◆ 天理参考館
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- 1930(昭和5)年、天理教二代真柱中山正善によって創設された博物館。国内だけに留まらず海外からも集められた収蔵品は、民俗資料と考古資料からなっており、その学術的価値も高い。展示は「世界の生活文化」、「世界の考古美術」という二つのテーマに分類されている。
- 天理参考館では世界の様々な宗教文化について学ぶことができる。より具体的にいえば、パプアニューギニアの精霊信仰や、台湾の祖霊信仰など、世界各地の民族や生活に根差した、いわゆる民俗信仰の世界に触れることができるのが当施設の特徴である。展示のテーマは以下の通り。
(朝鮮半島、中国、台湾先住民、東南アジア、アメリカ、オセアニア、アイヌ、日本、オリエント) - 天理参考館がある天理市は、天理教の教会本部があることでもよく知られており、「おぢば」を中心としてなる天理教の宗教的世界観の一端を肌で感じることのできる場所である。天理参考館と合わせてゆっくりと散策をしてみたい。宗教文化士はもとより、日本の宗教文化や世界の民族文化に関心をもつものにとってここは、極めて訪れる価値の高い場所であるといえる。
- 優待内容
宗教文化士は認定証の提示により、入館料が無料になります。
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